台湾烏龍茶の産地
産地をクリックすると説明が表示されます!
聞香堂で取り扱う
台湾烏龍茶の産地
聞香堂は台湾の中部に位置する、阿里山・梨山・大禹嶺の茶葉を中心に扱っています。
高山烏龍茶として有名な阿里山・梨山・大禹嶺の茶葉は、標高1000m以上の厳しい環境で作られています。
その名山の美しい空気、綺麗な水、豊かな土壌のもとで育まれた味わい深く、香り高い
高山茶を厳選しています。
新竹縣・苗栗縣
新竹縣・苗栗縣は台湾三大烏龍茶の一つ、東方美人茶で有名な産地です。
台湾北西部に位置し、苗栗縣の茶栽培の始まりは清の時代から。
新竹縣は気温差と土壌などの自然環境が極めて特殊な場所で、ここでつくられる東方美人が一番と言われています。
東方美人茶(とうほうびじんちゃ)
発酵度は70%程度で、紅茶に近い重発酵烏龍茶です。
茶葉をウンカという虫に喰わせ、手摘みし、手もみでつくられます。
東方美人という名はイギリスのビクトリア女王が命名したとも言われています。
果実や蜂蜜を思わせる豪華な香りに、ゆったりとした甘い余韻が特徴の茶葉です。
坪林
坪林は台湾三大烏龍茶の一つ、文山包種茶で有名な産地です。
水源保護区に指定され、自然環境が厳しく守られているため、清らかな水源が豊富にあり茶葉の栽培に適しています。
また、坪林茶業博物館というについて学べる展示館があり、茶葉料理やお茶も楽しむことができます。
文山包種茶(ぶんざんほうしゅちゃ)
発酵度が低く、最も緑茶に近い烏龍茶です。
清茶(しんちゃ)という呼び名でも親しまれ、日本の緑茶に近く清々しい味わいとほのかに香る花の香りが特徴です。
1枚1枚の茶葉は大きく、細長く粗くよじれた條型の形状をしています。
凍頂烏龍茶同様、青心烏龍という品種でつくられたものがもっとも良質とされています。
梨山
台湾屈指の高級茶産地として名を馳せる梨山は、1970年代に茶の栽培が始まりました。
標高2400mという高山でありながら、周りをさらに高い中央山脈と雪山山脈の峰々に囲まれています。
かつては梨の果樹園も多く存在していた水はけの良い土地で、茶樹は深く根を張り、地面から栄養をよく吸収します。
森の香りに加え、果樹から発散される香りと果実の肥料を養分にして育つ梨山茶は茶葉の生育環境に恵まれています。
梨山烏龍茶(りさんうーろんちゃ)
高山茶の中でも最も高級と言われる梨山烏龍茶。
葉が柔らかく、肉厚な茶葉は、味わいも大変まろやかで渋みや苦味が少なく、甘味が豊かなのなが特徴です。
また、梨山は、茶園の他にも梨や水密桃といった果樹の産地で、ここで栽培される茶葉は不思議な事にフルーツのような上質な甘い香りと味わいが感じられます。
梨山野生茶(りさんやせいちゃ)
台湾最高級茶産地の「梨山」で無農薬で栽培され、高山地で発生しにくいウンカに吸われた茶葉だけを厳選しております。
1800~2400m級の高度が高い茶園で栽培されているため、生産量が極めて少なく出荷できない年もあるため、入手するのも困難な大変貴重な茶葉です。
熟した果実のような芳醇な香りと余韻が残る奥深い味わい、美しい琥珀色の水色は、最高峰の茶葉ならでは。
大禹嶺
台湾最高峰の茶産地として名を馳せる大禹嶺は、標高2,800mに達する世界一高い茶葉の産地です。
これ以上標高が高くなると徐々に森林が乏しくなり、茶葉を生産することができません。
茶園面積が限られ生産量は一定でないため、大禹嶺の茶葉は台湾では政府の要人などごく限られた層が購入する、一般にはあまり知られていない幻のお茶です。
大禹嶺烏龍茶(だいうーりんうーろんちゃ)
年2回しか収穫されない最高峰の大禹嶺烏龍茶。
茶園の温度が低くお茶の成長が遅いことから、茶葉には鉄分が多く含まれます。
硬く引き締まった茶葉を熱湯で広げた時の美しい緑色の水色、爽やかな香りと余韻が残る奥深い味わいが特徴です。
凍頂山
凍頂山は台湾三大烏龍茶の一つ、凍頂烏龍茶で有名な産地です。
台湾の南投縣鹿谷郷東部に位置し、温暖な気候で夕方になるとよく雨が降ります。
19世紀に「林鳳池」が中国から持ち帰った茶樹36本から茶の栽培が始まり、その茶樹をさらに改良していったのが現在の凍頂烏龍茶になります。
凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)
高級烏龍茶の代名詞になっている凍頂烏龍茶は、強い甘みと渋みの少なさが特徴です。
日本茶の玉露を彷彿とさせるような甘みとコクを感じられ、凍頂烏龍茶の多くは微発酵茶であり、淡い黄緑色の水色も特徴です。
凍頂烏龍茶は発酵度が上がるにつれてフルーツのような香りが強くなる傾向があるので、好みに合わせて発酵度を選べる点も魅力です。
杉林渓
杉林渓は標高標高1,700mにある南投縣に位置する名産地で、台湾では森林浴を楽しめるリゾートとしても有名です。
元々は水田や竹林(孟宗竹)で有名な場所でしたが、近隣で茶業が繁栄するにつれ、茶畑への転作が進んでいきました。
昼夜の寒暖差、豊富な雨量、肥沃な土壌と茶葉生育に適した条件が揃っています。
杉林渓茶(さんりんけいちゃ)
杉林渓茶の香りの特長は高山気と呼ばれる清々しい香気。
味は爽やかな甘みがあり、フレッシュな茶葉そのものの味が特徴です。
1枚1枚の茶葉は肉厚で大きく、水色はきれいな黄金色です。
また、霧の発生により日照時間が短いため、苦みや渋み成分であるタンニンが少ないのも特徴です。
阿里山
1980年代初頭に台湾最高峰、玉山(標高3,997m)の西側の山々に開拓された高山茶の代表的な産地です。
エリア全域が国定公園に指定されている景勝地で、日の出・夕霞・雲海・鉄道・神木の「五大奇観」が有名です。
また、3月には桜が満開となり「桜の名所」としても名高い場所です。
寒暖差が激しく、霧が多く出る阿里山の茶葉は、標高1,000~1,600mの急斜面で栽培されており、良質な茶葉の生育環境に恵まれています。
阿里山烏龍茶(ありさんうーろんちゃ)
台湾を代表する名山のひとつである「阿里山」で育ち、大きめの球状の茶葉をお湯で広げた時に、一煎ごとに変化する芳醇な味わいが特徴的です。
標高1500mを誇る、高山の厳しい自然環境のもとで育成された茶葉は、アミノ酸が豊富で清らかな香りと煎を重ねるごとに引き出せれる余韻や優しく芳醇な味わいが特徴です。
阿里山野生茶(ありさんやせいちゃ)
台湾を代表する名山のひとつである「阿里山」で無農薬で栽培され、高山地で発生しに
くいウンカに吸われた茶葉だけを厳選しております。
そのため、生産量が少なく翌年も同様に収穫できるとは限らない希少性の高い茶葉です。
甘い蜜のような香りと焙煎の香り、余韻が残る奥深い味わいが1煎目から楽しめます。